みなさんこんにちは。おゆです。

ファッション業界で会社員をしている28歳です。
一応本業の人です。
2025年SSシーズンの立ち上がりの時期ですね。
みなさん散財ははかどっているでしょうか。
アラサーにもなってくると、世間のトレンドの流れは気になりつつも“乗るトレンド”“乗らないトレンド”の見極めが重要になてきますよね。あまりにも若者向けのトレンドに乗ってしまうと痛いおじさん一直線ですし、逆に流行りに鈍感すぎてもダサいおじさんになってしまいます。
今日はファッション業界最前線で働く僕が考える、2025年春夏にアラサー男性が乗るべきトレンド、乗らなくていいトレンドの解説をしてみます。
2025年SSシーズンの大きな流行・トレンド


細かい話をする前にまずは2025春夏の全体感を解説していきます。
最近のトレンドは細分化されすぎている
まず抑えていきたいポイントはこれ。
最近のトレンドの傾向は全員が全員同じものを着る、みたいなことにはなりにくいです。
現代のSNS時代においては、自分の好きな人だけ、自分と価値観の会う人だけフォローして情報を得ているわけですから、コミュニティが細分化されているんですよね。
服についても例に漏れず、ストリートが好きな人はストリートが好きな人、ハイファッションが好きな人はハイファッションが好きな人と固まっているので、それぞれの界隈で同時多発的にトレンドが発生しています。
確かにいまだにパリ・ミラノのコレクションが業界に与える影響というのは大きいですが、正直そこだけを追いかけていてもトレンドを全て抑えることは難しいですね。全然関係ないところからトレンドが生まれますから。
なのでそもそもこれさえ抑えておけばおしゃれ、みたいな大きな流行はもう存在しません。
ここを理解しておくのが結構重要。
全体傾向としてはクラシカル・ヴィンテージ
という前段をしておきながら僕が解説するのはパリ・ミラノのコレクションの話なのですが、全体の傾向としてはクラシック回帰の流れが続いています。昨年のクワイエット・ラグジュアリー路線から引き続き、今季も洗練されたクラシックなファッションという流れは全体に感じられます。
カジュアルが得意なブランドからもテーラードの提案が増えていますし、デニムにローファーを合わせたような洗練されたルックも多くみられますね。
そしてもう一つの流れとして感じられるのがヴィンテージっぽいのアイテムの多さですね。
デニムにしてみても加工感の強いものや、レザーのジャケット、シアーや柄のシャツなど70年代っぽい着こなしは引き続きですが多くみられました。
2025年春夏 乗るトレンド
ではここからは実際のトレンドキーワードを見ながら、まずは“乗るトレンド”から解説していきます。
①シアー素材
昨今のジェンダレスの流れからメンズのシアー素材って増えましたよね。
今年も多くのブランドから提案されていて、一大トレンドの予感です。
個人的にシアー素材ってアンニュイな感じで大好きなので今年はガンガン取り入れていきたいですね。
個人的な注目ルックはこれらですね。


②レザーアイテム
レザーアイテムも引き続き提案が多いですね。
個人的にはSacaiのこのルックが気になりまくってますね。


着丈は短めでコンパクトでありながらアームホールは太めでボクシーなシルエットになっています。
合わせているパンツはバギースラックス、こういったクラシックの解釈の仕方が今年っぽいですよね。
またレザーのパンツも履きたい気分です。
細身のバチバチの物よりは少しルーズで裾に溜まりができるくらいのものが気になります。


③コンパクトなトップス・ショート丈
先ほどのレザージャケットなんかもそうですが、トップスやアウターは着丈の短いものが主流になっています。
極端なオーバーサイズを着るというよりはメリハリのあるルックが増えています。
コンパクトなトップスにバギーパンツや裾の長いパンツを合わせたAラインが特に多くなっています。
特にバレンシアガは面白いです。
トップスは超短丈、ボトムスは超ルーズな丈でメリハリをつけています。


レイヤードスタイルも裾は出さないでタックインするような合わせ方の方が今っぽいですね。
着丈が長いとそれだけで若干もう時代遅れ感が出てきていると思います。
まだまだそういうコーディネートもするんですけどね。
④プレッピースタイル・ポロシャツ


コンパクトなトップスっていうところで着たくなっているのがポロシャツです。
ユニクロもニットポロをリリースしていますね。


プレッピーっていうのはアメリカの学生がルーツのキチンと感はありつつもやや着崩すスタイルです。
ポロシャツなんかはまさにそれ。クラシックトレンドとまさに合致しているわけですね。
今季はこのプレッピーっぽい着こなしが多くなってるよーっていうのが言われていますね。
Gucciなんかはもうめちゃくちゃプレッピースタイルでしたね。
ずっとTシャツが多かったので少し変化を加えてポロシャツは挑戦したいです。
襟付きだと大人が着ても様になりますからね。
⑤ブラウン


グッチ 2025年春夏 メンズ コレクション|gucci.com
カラートレンドはいくつかある中でブラウンが最も乗りたいカラーですね。
2024年の秋冬から茶色って大きなトレンドでしたけど、まさかの春夏も継続しています。
春夏のルックなのにめちゃくちゃ秋冬っぽいんですよね、色が。なんか斬新で面白い気がします。


茶系のセットアップとかいいですよね。
このルイヴィトンのセットアップかっこいいですねー。
全体はクラシックな雰囲気なのにノーカラーにハーフパンツで脱構築的です。
リネンやシアーなど素材感で春っぽさを出すとおしゃれでいいと思います。
ちなみにカラーものだと赤・ピンクとかも熱いですね。
⑥革靴・ローファー
ローファーはすごいですねー
右も左もローファーですね。2025年春夏のルックは。
元々紐履よりローファーの方が好きなので嬉しいです。
厚底一強の時代はもう終わっていて、スッキリしたシルエットも増えてきていますね。
細身のローファーにめちゃくちゃ太いパンツを合わせてズルズルで履きたい。


2025年春夏 乗らないトレンド
ではここからは、個人的には“乗らなくていいじゃない?”っていうトレンドを解説していきます。
①Y2K


はい。一大トレンドなのに何言ってるんだっていう話ですね。
これはあくまで全体的な流れは汲みつつY2Kでまとめたファッションはしないということですね。
個人的にはこういうリバイバル系のトレンドって当時を生きて来なかった人がするからエモくてかっこいいと思うんですよ。僕たちがやっちゃうと昔の価値観のまま生きている人ですからね。なかなか難しいと思います。10代の子とかがやってるY2Kファッションまじでイケイケで、見てて最高にかっこいいんですけどね。
パーカーを買うならジップアップの物にするとか、デニムは加工感のあるものを履いてみるとか、流れとしては乗りつつも全身Y2Kです、みたいなコーディネートはしなくていいんじゃないかなと思っています。
たまにそういうおじさんいますけどほんとにどっちかわかんないですからね。おしゃれって難しいです。
アクネがずっと好きなんですけど、最近バチバチのY2Kなのでちょっと購入しにくくなっています。
マルジェラもグレン・マーティンス氏をクリエイティブディレクターに就任させるなど業界としてもこの流れは続くでしょうね。そのうちカッコよく見えてくるんでしょうね。
②細目のIライン
シルエットもどんどん細くなってますね。
アラサー的にはボディラインを出すのが正直きついです。
トップスは小さくしたいんですけどボトムスを細くするのはもう少し先になりそうです。
細身のものでもフレアだったり少しのディテールが欲しいですね。
ボトムスのシルエットはずっとワイド・バギーでここ最近全く変わり映えしないですから、そろそろ選択肢が欲しくなってはいるんですけどね。
③古着
ヴィンテージのたっかい古着も最近かなり注目されてますよね。
バンドTとかムービーTとか。ヴィンテージデニムも最近盛り上がりまくってます。
これに関しては完全に個人の好みの問題なんですけど、僕は新しい物の方が好きなので古着はあまり着ないです。
昔はよく買ってたんですけど、どうしてもシルエットが古かったり、今したいコーディネートと合わないことが多くてやめちゃいましたね。古着でコーディネートをするなら古着を極めないとカッコよくなれない気がします。
まとめ|トレンドを抑えておしゃれお兄さんになろう
いかがだったでしょうか。
完全に独断と偏見で“乗るトレンド”・“乗らないトレンド”を解説していきました。
トレンドの流れを知れると、こういった取捨選択ができるようになるのでぜひ毎シーズンチェックしてみてください。
ダサおじさんを脱却しておしゃれお兄さんを目指していきましょう!
今日は以上です!
ありがとうございました!
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