みなさんこんにちは。おゆです。
みなさんドクターマーチンはお持ちでしょうか。
タフな作り、バウンシングソールの独特な歩きごこちが癖になるいいブーツブランドだと思います。
そんなドクターマーチン、売ったり買ったりしながらですが30足くらいは常に下駄箱にあるくらい僕は大好きなブランドです。
ドクターマーチンはカスタムをするのもなかなか面白いです。
反骨精神、カウンターカルチャーの象徴であったドクターマーチンはかつて多くのパンクスたちに愛されてきました。その当時からカスタムの文化というのは根付いていて、簡単なものだとシューレースの変更だったり、スチールトゥを切り抜いて露出させたり様々なものがありました。
今日はそんな中でも挑戦しやすい『ステッチ』のカラー変更をやってみようと思います。

黄色ステッチいる・いらない問題
ドクターマーチンのイエローステッチはブランドのアイコンとして親しまれています。
最近はホワイトステッチのシリーズが人気だったり、実はいろんな色のシリーズが出ているのはご存知でしょうか。

絶対にイエローがいいっていう人も多いと思いますが、僕は結構黒いステッチが好きです。
この項ではそんなステッチいる・いらない問題について解説していきます。
ドクターマーチンという独特な靴
ドクターマーチンの靴って一眼でわかるアイコニックな特徴で溢れています。
丸いトゥ、半透明のソール、ヒールループ、イエローステッチと本当に多くの要素がドクターマーチンのアイコンとしてデザインに落とし込まれているんですね。
これはブランドとしては大成功である一方で、実はファッションとして考えると若干難しい要素になり得るんですね。
まず、あまりにも特徴的なデザインは陳腐化しやすいデメリットがあります。
特にドクターマーチンは歴史も長いブランドですから、この問題は避けて通れません。流行りの影響もありますよね。特徴的なトレンドというのは、過ぎ去った後に一気に時代遅れ感を感じるものです。
そして特徴的なデザインであることでカジュアルな印象が強くなっている側面があります。
フォーマルなシューズであればあるほどデザインが少なく、むしろ特徴を削ぎ落としています。ドクターマーチンは逆に特徴を足しまくっていることで革靴なのにファッショナブル、という独自の地位を確立したわけですが、これはある種コーディネートの難易度を高める要因になるわけです。
総じてドクターマーチンの独特な形状はメリットとデメリットの二面性を持っているわけですね。
少し要素を削ってあげることでファッションに馴染む
この特徴的なデザインを少し削ってあげることで、ものすごくコーディネートしやすくなります。
とは言っても靴の形を変えることはできないですし、ソールを交換するにもものすごくコストがかかります。そこで、実践しやすいカスタムなのがステッチのカラー変更なんですね。
ファッションの理論でいうと色物はカジュアルでモノクロはフォーマルです。色を足すほどカジュアルになっていきますし、色を減らして白黒でまとめるほどフォーマルになります。ステッチを黒に変えることでこのバランス調整がしやすくなるわけですね。
見せないおしゃれ
もう一つ僕が黒ステッチが好きな理由があります。
ドクターマーチンのアイコンの中でもステッチのカラーが最も有名ですよね。『黄色のステッチ』といえばドクターマーチンですし(意匠登録もしているくらいです)、ドクターマーチンが大流行した数年前は、各社こぞってこの『黄色ステッチ』を模倣した靴をリリースしていました。
黄色ステッチというのはもはやドクターマーチンのロゴに相当する存在なわけです。
僕はロゴものが好きじゃないんですよね。いわゆるロゴどんってやつ。
なんか安っぽく見えるん気がしちゃうんですよ。
だからドクターマーチンのステッチも黒くしたいんです。『あれ、それドクターマーチンなんだ?』くらいの方が僕のおしゃれの感覚には合っているんですよね。
実践|ステッチを塗る方法・道具いろいろ
さてここからは実際にステッチを黒く塗る方法について実践していきます。
まずは様々あるステッチを黒くする方法を比較しながら、最もおすすめの方法を紹介します。
靴墨・シューポリッシュ
塗りやすさ | 耐久性 | 綺麗さ | コスト |
★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
まずよく知られている方法が、靴墨を用いて黒く染める方法です。
ドクターマーチンにも純正のシューポリッシュが売っていますから、それを使って黒く塗ることができます。
この方法だと綺麗に塗ることはできるのですがやや塗りにくいのが欠点です。
またシューポリッシュはペンに比べると高価でコスパが悪いのも少し気になります。
油性ペン
塗りやすさ | 耐久性 | 綺麗さ | コスト |
★★★★★ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
シューポリッシュだと塗りにくいので、ペンで塗ったらいいじゃ無い、ということで思いつくのが油性ペンですよね。靴は外で使うものですから、雨や汚れに強い油性ペンなら良さそうです。
ですが実は油性ペン、最もおすすめできない塗り方です。
実際にやってみるとよくわかります。これをみてみてください。

油性ペンで塗ると綺麗に塗れないんですよ。ステッチの繊維が油を弾いているような感じです。
ポスカ
塗りやすさ | 耐久性 | 綺麗さ | コスト |
★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
ペンはペンでもこちらは水性ペンです。
水性ペンだと雨でおちるんじゃ?と思うかもしれませんが、なんとポスカは水性なのに耐水性があります。
先程の油性ペンと違ってこちらはステッチの内部まで染み込むことで真っ黒に塗ることができます。
ペンですから塗りやすさも申し分なく、ポスカならめちゃくちゃ安上がりですし非常に有用です。
染めQ
塗りやすさ | 耐久性 | 綺麗さ | コスト |
★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
耐久性最高なのが染めQを使った染色です。もちろん水はへっちゃら、擦れにも強く塗り直しの手間がかかりません。
一方でスプレーのためにマスキングをしたり、場所が必要だったりで手間も最高です。
コストもそこそこかかるので気合を入れてステッチを黒くしたい場合以外はおすすめできません。
こちらは染めQで染色したものです。もう5年以上経ちますがまだまだ落ちていません。

最もおすすめなのは『ポスカ』
ということで総合的におすすめなのが『ポスカ』を使う方法です。
非常に塗りやすくすぐに塗り終わりますし、綺麗にに塗れます。
若干擦れには弱いのでたまに塗り直しが必要ですが、手軽さを考えれば気になりません。1本150円くらいですしね。
ちなみに一度塗ったら後戻りできません。除光液なんかを使っても染み込んだ分が落とせませんので、そこはご注意ください。
実践|塗っていこう

ではここからは実際に塗っていきます。
とは言っても正直解説するほど難しいものでもないですけどね。
まずはバーっと全体に塗っていきましょう。はみ出すのは気にしなくて大丈夫です。
ステッチに染み込むようにインクをたっぷり出しながら塗り広げるのがポイントです。

全体塗るとこんな感じです。

最後にはみだした分をティッシュでさっと拭けば綺麗に取れるので、これで完成です。


塗ってからしばらく経つと…
塗ってからある程度経つと擦れやすいつま先や踵の部分の色が落ちてきます。

シューケアのタイミングで軽く塗り足してあげるといいです。
毎日履かないのであれば数ヶ月〜半年くらいは持つと思います。
まとめ|自分だけの一足に挑戦してみよう
いかがだったでしょうか。
今回は手軽に挑戦できるカスタム、ステッチの色変更について解説してみました。
ぜひみなさんもお気に入りの一足をカスタムして、自分だけの最高の1足にしてみるのはいかがでしょうか。
今日は以上です!
ありがとうございました!
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