28歳独身男性、結婚と子育てについて考えてみる【人生の費用】

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みなさんこんにちは、おゆです。

今日は28歳独身男性の独り言です。

20代後半ともなると、周りの友人たちもちょこちょこ結婚し始め、SNSに子育ての投稿が増えてきますね。高校を卒業してすぐに結婚した同級生はもうそろそろ中学生になる子供がいますからね。すごいよね。

さて、僕はと言うと全く結婚願望が無く、まだまだ自分のために生きていたいなーと思っているわけなんですけど、今日は一旦結婚についての考えをまとめて見ようと思います。

世の中の結婚願のない方、結婚に対してネガティブな考えを持っている方は一緒に思考整理をしていきましょう。

目次

現代社会、未婚率が上がっている背景

日本で少子高齢化が進んでいるというのは誰しもが知っていることですが、この背景には未婚率の上昇があります。結婚した夫婦は子供を育てる割合が依然高いわけですが、そもそも結婚する人が減っていることで出生率が押し下がっているんですね。

ではなぜ日本の未婚率は上がっているのでしょうか。この項ではこれを紐解いていきます。

ひとりでも楽しい人生が送れる

まあ正直これにつきますよね。

現代社会は楽しすぎるんですよ。発展した社会、多くの娯楽が生まれました。インターネットの普及によって現代人は暇に困らなくなりました。むしろ余暇時間が足りない問題を抱えているくらいです。現代ビジネスなんてどれだけ消費者の時間を手に入れるか、可処分時間の奪い合いですからね。

趣味の世界も広がりました。一昔前であれば忌避されていた『オタク』というカルチャーも今やすっかり市民権を得ています。趣味に全力の人はかっこいい、素敵なことであるという風潮が広がったことで、趣味とお金を奪い合う『子育て』に対するネガティブなイメージが出てくるのは至極当然のことですね

これらが全てなかった世界であれば、生きる理由を見つけるために『子育て』をしようと思うのは理解できますが、今はそれ以外に生きる理由が多すぎます。

女性の社会進出

女性の社会進出が進んだことも未婚率の上昇につながっています。

僕個人は女性の社会進出はもっと進むべきと思っていますが、それとこれとは話が別です。
女性の社会進出が進むと、当たり前ですが女性は一人で生きていけるようになります。

今までは男性の庇護を受けること、家庭に入ることで生きていくしかなかったのが、選択肢を得られるようになるわけですから、当然未婚率は上がりますよね。これは仕方ないことです。

そして女性の社会進出が進んだことで、共働き家庭が増えました。
女性が仕事をするようになったのと同時に男性は家事や育児をする必要が出てきたんですね。これは論争になりやすい部分ですけど。

そうなると世の中の男性も女性も気づいてしまうわけです。
『あれ?結婚ってする理由なくね?』と。

昔であれば、男は仕事、女は家事だったわけですから、結婚してペアにならないと生きていけなかったわけですけど、今やその必要は全くなくなっています。

金銭的な不安

『空白の30年』なんていう言葉を聞いたことがある人は多いと思うんですけど、日本の経済成長は停滞を続けていました。まあこれはインフレを抑制して治安を維持する政策だったわけですけど。

経済成長しないことによって賃金は上がらない期間が続きました。
それがここ数年はどうでしょうか。コロナ以後の世界的なインフレ、燃料価格の上昇などに押される形で日本の物価も上がってきています。実質賃金は常に減少の一途を辿り、若者の中には生活に困窮する人が少なくなくなってきています。

そんな生活をしていたら結婚や子育てなんて考えられるわけないですよね。
自分一人が生きていくのに精一杯ですよ。

正直結婚って金銭的なデメリットが大きい

こうして未婚率は上がり続けているわけですけど、何を隠そう僕も結婚のデメリットを考えすぎているわけです。ここからは僕が考える結婚のデメリットを書いていきます。

個人的に結婚への意欲が湧かない最も大きな理由

お金です。というか他に無いです。

パートナーとうまくいかないことだったり浮気とかは正直大したデメリットじゃ無いんですよね。
結婚生活にかかるお金を考えると非常にネガティブになってしまうんです。

子育てにかかるお金、離婚したら財産の半分を持っていかれるとか正気じゃ無いですよね。
婚前契約という手法もありますが相手がそこまでしてくれる確証はありません。

子育てを考えるとお金の問題はどうしても無視できない

そして結婚生活だけでなく子育てに関してもお金の問題は無視できません。
子供一人に3000万円なんて言われています。

まあおそらく現実的にはそんなにかからないでしょうし、各種支援を受けることができるので負担は減らせると思いますが、多くのお金が必要なことは間違いありませんよね。

それでも愛をとれるか

結局ここへ帰結します。それでも愛をとれるか。
お金を投げ出して、自分の人生を誰かに捧げることができるか。

結婚と子育ての問題を解決するには愛しか無いわけです。
一方で愛というものも非常に抽象的で、ドーパミン、オキシトシンなどの各種ホルモンの作用によるものです。

これらの通称「恋愛ホルモン」というものはいつまでも一定ではなく、時間が経つにつれて徐々に分泌されなくなっていきます。つまり、愛は一生続かないわけです。

だから僕は自信が無いんですよね。結婚するっていうことに対して。

結婚、子育てに関わる費用を計算してみる

ここからは実際に、子育てにどれくらいの費用がかかるのかを計算してみようと思います。
計算してみたら意外といける!ってなるかもしれないですからね。僕が感じているネガティブな感情にもう少し向き合ってみようと思います。

基本的に実情はよくわからないのでchatGPTに協力してもらいます。

出生から小学校入学まで

【0歳〜6歳・保育園に預ける場合の費用内訳(1人あたり)】

項目金額(目安)補足
出産費用約10万〜20万円一時金(50万円)を差し引いた自己負担分
衣食住・生活用品約300万円おむつ・ミルク・衣服・ベビーカーなど含む
保育園費用約200万〜300万円住民税額により異なる(認可保育園前提)
医療・衛生費約10万〜20万円定期健診・薬代など。自治体助成あり
習い事・レジャー約30万〜80万円習い事やお出かけなど、家庭により変動

chatGPTによるとこの期間でかかる費用が大体550万から750万円くらいとのこと。

この中でいうと衣食住・生活費に300万円はかからなさそう。年間50万円はちょっと高く見積もりすぎな気がしますね。まあ一旦このまま行きましょう。
保育園は概算で大体200万円くらい。2歳以降は無償化されていますが、世帯年収800万円以上で月8万円の保育料と考えると、0〜2歳のうち2年間預けると192万円ですね。

習い事やレジャーは必須ではないですから一旦差し引いて考えると、6年間で540万円くらいですね。
月額で計算すると7万5千円になります

小学生〜高校生まで

【小学校〜高校までの子育て費用(1人あたり)】

区分公立のみ私立のみ公立→私立ミックス
小学校6年間約200万円約900万円
中学校3年間約150万円約420万円
高校3年間約150万円約300万円
合計(小〜高)約500万円約1,600万円約700〜1,000万円

学校にかかる費用が大体これくらいみたいです。この期間の授業料は無償化されていますから、それ以外(制服や教材、修学旅行費)の費用ですね。

基本的に私立に入れたいという考えはないので公立で考えます。12年間で500万円ですね。

またこれらの費用以外に、食費、習い事、お小遣い、スマホ代などがかかってきます。

【子どもの食費の目安(月額・1人あたり)】

年齢月額の目安内容
小学生約10,000〜15,000円給食ありでも朝晩+週末の食事が中心
中学生約15,000〜20,000円給食 or 弁当+部活で食欲アップ
高校生約20,000〜25,000円食べる量がピーク。外食・買い食いも

プラスで小中学校時代は給食費が年間5万円ほどかかります。

合計すると12年間で食費250万円くらいですかね。

習い事は一旦なしで考えてみたいのでゼロにします。できればピアノとかやらせたいですけどね。

お小遣いですが、小学生の頃は平均月1000円、中学生は5000円、高校生は10000円と仮定して計算してみると、12年間で612000円になります。

スマホ代は中学生からとして計算します。4年に1回、iPhone(16万円)を買い与えるものとして計算します。通信会社は僕が使っているPOVOとして仮定します。月額は30Gで3000円くらい。

スマホは中学生から高校生までで2台購入することになりますから、32万円ですね。通信費が6年間で22万円ほどです。合計が54万円

ここまで、小学生から高校生までにかかる費用を全て合計すると12年間で865万円になります。
月で割ると6万円くらいですね。

大学生

さあいよいよ大学生です。
通う大学によってだいぶ差が出てきます。今回はなるべく高めに試算するため私立理系ルートで考えてみましょう。

【私立理系大学(4年間)の費用目安】

費用項目自宅通学一人暮らし(下宿)
入学金・授業料・施設費など約500万〜600万円同上
家賃・光熱費・生活費約400万〜500万円(年間100万〜120万)
食費・日用品約100万〜120万円約150万〜200万円
教材・実験材料・機器など約20万〜40万円同上
交通費・交際費など約40万〜60万円約60万〜80万円
合計約650万〜800万円約1,000万〜1,200万円

一人暮らしだと1000万円ですね。なかなかきつい。
この内訳のうち親としてどこまで負担するか考えてみましょう。

授業料や入学金、教材費は全額出すとして、食費や生活費、交際費はアルバイトで稼いでもらいましょう。
家賃は負担が大きいでしょうから、仕送りを月10万円で想定します。

そうすると、大学4年間でかかる費用は1120万円です。年間280万円ですね。
月で考えると23万円です。これだと流石に無理そうです。

この計算だと仕送りがかなりの費用になってしまうので、少し減らしてみます。
仕送りを月5万円にして、残りを奨学金で賄うことにします。

これで月額18万円まで減らすことができました。
うーーん共働きならなんとかなるか?大学やばいですね。

公立や文系、自宅から通うなどやりようはいくらでもありますけどね。
こればっかりは本人の意思なので高く見積もっておくしかないですよね。

問題は大学進学だけ。あとは楽勝っぽい

ここまで計算する限りだとやや高めに見積もってみても、高校までは現在の収入であれば全然問題なさそうです。

大学だけがかなり厳しくなります。
これは幼少期からコツコツ貯めていくしかないですかね。20年近く猶予がありますからね。年間20万円ずつ取っておくだけでも400万円用意できます。

人を一人育てることの責任はあまりにも大きい

なぜ僕がここまでお金にこだわって考えているかというのには理由があります。
僕自身がお金でたくさん諦めてきたからです。

この項では少しそんな話をします。

自分がすごく嫌な思いをしてきた今は感謝しているけど

僕はとにかく貧乏な家庭で育ちました。
両親共に体が強くなくて、仕事も思うようにできないようなタイプでした。当然収入は少ないですよね。

本当に生きていくのが精一杯でした。電気、ガス、水全部止まったこともありますし、給食費も払えないし、修学旅行なんかももちろん行けませんでした。

まーーーしんどかったですよ。

小中高と多感な時期をそんな環境で過ごしてきたわけですから、本当にコンプレックスでした。
周りの“普通”にどれほど憧れたことか。良くなくていいから、せめて普通でありたいと何度願ったことか

まあ今では両親には感謝しかないですけどね。
そんな状況で子育てをするなんて自分たちも尋常ではない苦悩を味わったはずですよ。

おかげで今の僕があります。
正しいことを教えてくれたし、努力することを教えてくれたし、愛を教えてくれました。

自分の子供に苦しい生活をさせたくない

でも、綺麗事を言ってもダメなんですよね。

僕は幼少期の僕の苦しみを知っています。
あの苦しみを自分の子供に味わわせるわけにはいかないんですよね。

僕が両親に感謝していることと、僕の子供が僕に感謝することは全く別の問題です。
感謝を求めているわけではないですよ。

大学卒業までお金を出し切れるか

その基準が僕の中では『大学卒業』です。

僕はお金の問題で大学にいくことを諦めました。
自分の行きたかった大学は奨学金を借りても到底厳しかったからです。

代わりに自分で学費を出せる学校に通いました。
各都道府県に多分ありますよね、職業訓練と一緒になってる学校みたいなやつ。

僕の子供には夢を諦めさせたくないんですよ。それが、僕が親になることを決める上での覚悟です。
何があっても子供にお金で辛い思いをさせたくない。

まとめ|無理では無い、でももう少し収入を増やしたい

幸いにも今僕は自分で生活できるだけの収入があります。

おそらく今回計算してみた限りであれば僕1人の収入だけでも高校卒業まではギリギリ引っ張っていけます。
共働きであればより安定した生活が送れると思いますし、大学卒業まで面倒が見られそうです。

ただし何か万が一のことがあった時、たとえば僕が病気になったり、パートナーが事故に遭ったりしたときに乗り越えられる確証はありません。

もう少し収入が増えると、資産運用のペースも早くなりますから、万が一の時の備えになるはずです。
生活の安定感も上がりますよね。公的保証は受けられなくなりますけど。

最高のパートナーが見つかるまで、今は努力の時期ですね。もう少し頑張ります!

今日は以上です!
ありがとうございました!

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この記事を書いた人

身長163cmのアラサー。
ファッション業界で会社員をしながら趣味でブログを書いています。

服と車が大好きな典型的な見栄っ張りが、ミニマルに生活する様子を発信していきます。

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