みなさんこんにちは。おゆです。
みなさんはFIREしたいですか?
今の仕事が楽しい人も楽しくない人も、一生働き続けることを考えて辟易することってあるんじゃないでしょうか。
今日は僕が考える素敵な人生の歩み方をお金という目線でまとめていきます。
というか自分の思考を整理したい。
そもそもFIREってなに
「Financial Independence, Retire Early」つまり経済的に自由を手に入れて、早期退職しようというライフスタイルです。
もともとは欧米で流行っていた考え方らしいですが、昨今の日本の働き方の変遷に伴って日本でも徐々に浸透してきたと。最近ではもう聞いたことない人はいないレベルですよね。
FIREするには?
生活費の25年分の資産が必要だと言われています。
まずはとにかく倹約と運用で資産を増やしていきます。
それを運用し続けて毎年4%ずつ切り崩して(いわゆる4%ルール)いけば資産が目減りしないので働かなくても大丈夫。っていうことになります。
毎月20万円で生活している人なら6000万円あればFIREできるわけです。
FIREした人=偉いみたいな風潮について
ありますよね、憧れが。
働かなくても生活出来るなんて羨ましいし、お金をいっぱい持ってるならさぞ優秀な人なんだろうな、偉いなって思いますよね。
でもどうでしょうか。
働く必要なんて全く無いのに、社会貢献のためにしっかり働いて税金納めまくってる人の方がなんか偉い感じしますよね?かっこいいですよね?
働かないで生きていくって、めちゃ暇ですよね?
しかもFIREって基本的には倹約の上で成り立つので暇を潰すのにお金を使っちゃうわけにもいかないんですよ。
個人的にはなんかしっくりこないんですよね。
僕は多分宝くじ当たっても働き続ける気がします。
巨大な不安を抱えながら生きることになりそう

もし仮にFIREを達成したとして、本当幸せに生きられるのかも一考の余地があると思います。
絶対に不安になると思うんですよ。
本当に仕事辞められる?
お金の不安
今まで一生懸命貯めてきた資産を取り崩すって、並大抵の精神力では難しい気がします。
倹約、我慢してコツコツ築いた財産を減らすっていう行為が相当ストレスになることは容易に想像できます。
少しでも運用成績が悪くなったりしたら夜も眠れないですよね。
このまま4%取り崩していったらすぐに資産がゼロになるかも、とか想像しそうです。
しかも生活費って計算でわかる物でもないですよね。
ある程度の予測はできても未来が見える人はいません。急に家族が病気になるかもしれないし、自分の子供が逮捕されて莫大な慰謝料を請求されるかもしれないし。
完全に割り切れる人ならいいかもしれませんが、倹約家の人ほどこういうリスクってしっかりと管理していますよね。だから資産が貯まるんです。
いやいや、じゃあ使えないって。やっぱり。
少なくとも僕は無理。貯めるだけ貯めてそのまま人生終了すると思います。
孤独
社会に属さないってかなり孤独だと思います。
自分の存在意義とか考えちゃいそうです。
コロナ禍に会社が1ヶ月くらい休みになったことがあるんですが、その時もストレスがすごかったです。
誰かの役に立ちたいし、人との繋がりを持っておきたいですよ。
そうして人々は労働の権利を勝ち取ってきたわけですから、人間の本能的な部分に労働への欲求があるのは間違いありません。
そしてもう一つ考えなくてはならないのは、生涯独身の線です。
FIREはその性質上、生活支出を最小限にする必要があります。
つまり収入レベルによっては独身を選択する必要があるかもしれないということです。
パートナーとの価値観のすり合わせも大変でしょうし、子供をどうするかも課題になります。
そんなことしてたら婚期逃しますよね。そういう意味でも孤独です。
そんなFIREのために我慢し続けることは幸せか
結局はこれを考えてしまうわけです。
早期リタイアするためには少なからず若い時間を犠牲にする必要があります。
友達との飲み会を減らしたり、ほしい洋服を我慢したり、趣味に使うお金を減らしたり。
そうやって資産形成のスピードを上げていかないと一般的な収入しか無い人にとっては早期リタイアなんて夢のまた夢です。収入が少ない場合は時間を削って副業に充てる必要もあるでしょう。
そうして頑張って頑張って早期リタイアしても40代50代ですよ。
どうなんですかね。
50代の自由と20代の自由を天秤にかけた時、僕はどうしても後者の方が重要だと思ってしまうんですよね。
でも、将来への不安はあるし資産は増やし続けたい。
じゃあ僕のゴールは一体どこにあるのか。
いろいろなFIREがある

FIREも一筋縄ではいきません。
様々なライフスタイル、考え方によっていろいろなゴールが用意されています。
いろいろあるのなら、一つくらいしっくりくるのがあるかもしれません。
ファットFIRE
これがイメージ通りのFIREだと思います。わかりやすい大金持ちですね。
太っちょFIREって名前可愛い。
働かなくても生きていけるのは当たり前、不労所得だけで贅沢な暮らしまでできちゃうっていうFIREです。
10億円の資産があったら4%ルールで取り崩していっても毎年4000万円収入がありますからね。
贅沢に生きていけるでしょう。
でも流石に現実的じゃなさすぎますね。
リーンFIRE
一般人が目指せるのはこっちです。
必要最低限の生活費を不労所得で得ようっていうFIREです。
生活費以上の収入は得ません。
しっかり節約もするし、必要な生活費そのものを抑えます。
だから実現可能性が高いわけですね。
でもこれは流石に寂しすぎます。
一生懸命節約して、大切な経験を犠牲にして得られる物が最低限の生活では割に合いません。
サイドFIRE
これも実現可能性が非常に高いです。
不労所得&副業で生活費をまかなうFIREですね。
最低限の生活は不労所得だけで実現できて、贅沢費を労働で稼ぐイメージでしょうか。
労働も辞めないので必要な資産額がグッと少なくなります。
必要以上に生活を切り詰める必要も無くなりますよね。
これ結構バランスいい気がします。
経済的には自立していてストレスは少ないし、金銭的な不安も軽減できます。
たくさん働きたいなら働けばいいし、そうでないなら働かなくていい。良いですよね。
バリスタFIRE
こちらはサイドFIREの雇われバージョンです。
ちょっとだけパート・アルバイトで収入を得ながら、社会保険の会社負担分のメリットを得るのが狙いですね。
社会とのつながりが無くならないのが魅力的です。
職場が嫌になったらすぐ辞められるのも良いですよね。気が楽です。
職なしの期間も無いので普通に働きたくなった時に社会復帰もしやすそう。
コーストFIRE
こいつがだいぶトリッキーなFIREです。
結構新めの考え方で、老後の資産形成をそれ以上しなくて良い状態がゴールです。
60歳までに2000万円用意したかったら、40歳までに1000万円用意して年利4%で運用すれば達成できます。あとの余ったお金は好きに使っちゃいなよ、っていうFIREです。
経済的な自由は最小限に、早期リタイヤもしない代わりに現在の我慢もしないという考えです。
これは難易度がかなり下がりましたね。いやでもFIREなんか?これは。まあいいでしょう。
要するに不安から解放された状態を経済的自由と捉えているわけですね。
そもそもリタイアしないので社会との繋がりも維持できますし、それなりの生活水準を維持することができます。
節約もほどほどに、今をしっかり楽しもうという考え方、めちゃくちゃいいですよね。素敵。
今しか無い経験にしっかり対価を払える人でありたい
結論、コーストFIREという考え方がすごく好きです。
老後は自立した生活ができるようにしっかりと資産を用意しつつ、今の自由も犠牲にしない。
そもそも仕事をやめる気がない僕のゴールとしては完璧ですよね。
感受性は確実に衰えます。同じ経験をするにしても、若いうちに経験するのと歳をとってから経験するのとでは価値が違いすぎるんです。今まだ20代の自分ですら、10代の自分が感じていたワクワクを失った感覚がよくわかります。これがもっともっと加速していくはずです。
なら、失ってから後悔したくない。時間は全員に平等に与えられて、全員が平等に失なっていくものです。
取り戻せないなら、大切にしたいですよね。
今しかできない経験に対価を払うことを我慢してようやく得られる自由なら、僕には必要ありません。
お金は使ってこそようやく意味を持つんです。貯めてる間はただの数字。
まとめ|堅実に、謙虚に。それでも幸せに生きる

これだけ書きましたが僕はそもそも節約が大好きです。
効率を良くすることが好きだし、無駄を省くことも大好きです。
コーストFIREというゴールは、そんな自分の解放でもあるんですよね。
こうして考えを整理することで、お金を使うことのハードルが少し下がる気がします。
節約好きな人ならわかってくれると思うんですが、自分に優しくするのって難しいです。ちょっと我慢すればいいからエアコンは使わないようにしようとか、欲しいものだってなかなか買わないじゃないですか。
そんな人生からの脱却が、経済的自由と言われてもいいですよね。
堅実に、謙虚に。無駄は省きながら自分の幸せにしっかりとお金を使っていく。
そんな素敵な人生を歩んでいきたいと思います。
少しでも共感してもらえたら嬉しいです。
今日はこれで終わりです!
ありがとうございました!
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