みなさんこんにちは。おゆです。
新しい靴を買うとワクワクませんか？
すぐに履いて遠くへお出かけしたい気分になりますが、そこで気になるのが靴擦れですよね。
せっかくのお気にいりの靴なのに、足が痛くて履けなくなってしまった経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
今日はそんなみなさんの悩みを解決すべく、靴擦れの原因と部位ごとの解決策を解説していきます。
ブーツ、シューズ、サンダルの3回に分けて詳しく解説していきますので、それぞれ確認していきましょう。
おゆおゆです。アパレル関係の仕事をしています。
今まで数多くのお客様のフィッティングをお手伝いしてきました。
数えてないですが延べ1万人以上は試着をお手伝いしているはずです。
自分自身もブーツや革靴が大好きで、毎年数十足は購入しています。
ブーツの靴擦れの原因
それではまずはブーツの靴擦れの原因から解説していきます。
まずは自分に当てはまる原因はなんなのか確認してみてください。
サイズが合っていない
『ブーツはサイズが大きい方がかっこいい』『ブーツは多少大きくても縛っちゃえば大丈夫』こんなイメージを持っている方、いらっしゃいますよね。
また通販で購入する場合や、試着した時に革の硬さに戸惑ってサイズを大きくしたことがある人も多いのではないでしょうか。
こうしてサイズの大きいブーツを購入したことが靴擦れの大きな原因になっている可能性が有ります。
靴と足の間に隙間が空いていると、靴の中で足が動きますよね。
その動きによって皮膚と靴が擦れることによって靴擦れが起こります。
特にかかとが靴擦れしやすい人はこの傾向があります。
しっかりひもが締まっていない
サイズと合わせて確認して欲しいのが靴ひもの締め方です。
着脱が面倒で、緩めにひもを結んでいないでしょうか。
そうするとやはり靴の中に隙間ができたり、かかとがしっかり固定されないことによって靴擦れが発生しやすくなります。
靴ひもは思ってる倍はキツく締めましょう。
最初は締め付けられて痛いくらいでちょうどいいです。
革が馴染んでいない
革のブーツの場合は新品だとまだ革が固かったり、足に馴染んでいない影響でどうしても靴擦れが発生しやすくなります。
革は、コラーゲンやエラスチンといった繊維状のタンパク質で構成されています。
革の裏面を見てみると繊維状になっていますよね。
これらの繊維構造が熱や湿気を与えられることで柔らかくなっていきます。
そして履きこむほどに柔らかくなった繊維構造が自分の足に沿うように伸びていくことで足に馴染んでいくわけです。
馴染む前にいきなり長時間履いたりすると、靴擦れしやすくなります。
ブーツの正しいフィッティング
ここからはまず正しいブーツのフィッティングを確認しておきましょう。
実際に試着して購入したものであれば問題ないと思いますが、通販で購入した場合などで正しいサイズがわからない方は参考にしてみてください。
①かかとをしっかり合わせる
まず、ブーツに足を入れたらつま先を上げてかかとをしっかりと合わせましょう。
かかとに隙間ができないように注意してください。
②爪先は指1本分くらい隙間を空ける
かかとをピッタリ合わせて履いた時に、つま先に1cm弱くらい余裕があるとベストです。
靴の先が丸いか、尖っているかによっても変わってきますのであくまで目安としてください。
つま先の細い靴の方が、より広いスペースが必要になります。
③ひもはしっかり締めて足を固定する
最後にひもをしっかり締めて固定しましょう。
この時に気をつけて欲しいのが、ひもを縛るだけでなくてハネが閉じるようにすることです。
ハネが開いていると、いくらひもを締めても足が固定されませんので要注意です。
ここまでピタピタにしなくても大丈夫ですができる限りハネが閉じるようにします。
ブーツの靴擦れ対策・解消方法
正しいフィッティングを確認し終わったところで、ここからは実際に靴擦れが発生している部位の確認と、部位ごとの対処方法を解説していきます。
かかとが靴擦れする場合
かかとに靴擦れができる場合は、ほとんどの場合ブーツのサイズが大きいことが原因です。
足に合うように隙間を調整することで改善される場合があります。
中敷、インソールを入れる
最も効果的かつ手軽な方法です。
隙間を埋めることが重要なので、100均の適当なインソールでもいいと思います。
クオリティにこだわりたい場合や、サイズの調整の手間がない分メーカーやブランド純正の物を選択してみるのも非常にいい選択になると思いますよ。
隙間が無くなって足が固定されることで靴擦れを防止できます。
紐の締めかたを見直してみる
手軽に調整するだけであれば、ひもの締め方を改善してみましょう。
ひもの通し方を変えてみるだけでもフィット感が変わる場合があります。
コンバースの公式サイトに簡単にできるシングルラップについてやり方が載っていますので参考にしてみてください。
ポイントは思ってる倍強く締めることですよ。
くるぶしが靴擦れする場合
くるぶしが擦れる場合は少々厄介です。
そもそも靴の形と足の形が合っていない可能性があります。履き口周りはあまり稼働しない部分なので履き込んでもほとんど改善が見られません。
こういう場合は物理的な改善策が有効です。
中敷、インソールを入れてみる
少し厚みのある中敷を入れることでくるぶしの位置が上がるので、接触しにくくなって靴擦れしにくくなります。
フルサイズのインソールだとサイズが窮屈になる場合は、かかと側だけに貼り付けるようなタイプがありますのでそちらを試してみてください。
ワセリンで保護する
くるぶしの擦れる部分にワセリンを塗ることで滑りが良くなり、靴擦れが改善する場合があります。
新品の靴を買ってすぐは、小さいワセリンをバッグに忍ばせておくのがいいですよ。
こちらはあくまで応急的な措置ですので、インソールの使用を検討してみてください。
足の側部が痛む場合
足の横の部分が圧迫されて痛む場合は、靴の横幅が合っていないか、もしくはまだ革が馴染んでいないことによる場合が考えられます。
革の靴であればジャストサイズでも最初は多少の痛みがありますので、履き馴染ませていくのがベターです。
少しずつ履いて馴染ませる
長時間履くと足が痛くなってくる、夕方になると痛くなってくる場合は足のむくみに対してスペースの余裕が足りないことが考えられます。
こういった場合は1日数時間から着用を始めて、ゆっくり馴染ませていく必要があります。
履かないと良くならないので、根気よく履いてもらうのが良いです
どうしても無理ならドライヤーかスチーマー(型崩れ注意)
これはプロとしては非常におすすめしにくいのですが、最悪どうしても履けないくらい辛いのであれば、無理やり形を変えてしまうのも一つの手段です。
熱と湿気で伸びるというのは解説した通りですが、外部からこれらの刺激を加えることで柔らかくしてしまおうということです。
当たって痛い部分にスチームを当てながら、指で伸ばしてあげると結構伸びます。
ただし、やりすぎると型崩れしますし、革の油分を根こそぎ持っていってしまうので革の状態は悪くなります。最悪捨てるよりはマシ、くらいの気持ちで挑戦することをおすすめします。
履き口付近が擦れる場合
履き口付近はブーツの素材によっては非常に靴擦れしやすい部分です。
どうしても歩く時に大きく動く部分なので、擦れやすくなります。
靴下を見直してみる
基本的にブーツの履き口から見えるくらい長いソックスを選びましょう。
特別厚手の物である必要は無いと思いますが、どうしても気になるのであれば厚手のソックスにすると擦れにくくなります。
長いソックスを履いて、しっかりひもを締めることで靴擦れはかなり軽減されるはずです。
ワセリンで保護する
どうしてもコーディネート的に靴下が見えない方が可愛い場合ってありますよね。わかります。
そういう場合は履き口の内側に少しワセリンを塗っておくと、滑りが良くなって擦れにくくなります。
ちなみにワセリンが革についても全然問題ありませんのでご心配なく。
歩き方、姿勢改善で良くなる場合もある
最後にこれら方法を試してみても靴擦れが良くならない場合です。
これは歩き方の癖によって、予期せぬ部分に力がかかってしまっている可能性があります。
特注の靴でもない限りは多くの人の平均的な歩き方に合わせて作られていますので、姿勢が悪かったり歩き方の癖が強い人は大変だと思います。
姿勢改善だけでも十分効果があるので、いろいろ試してみてもどうしようもないっていう方は姿勢を意識してみましょう。
まとめ｜自分にあったブーツでハッピーライフを
いかがだったでしょうか。
靴擦れの原因と対策について解説してきました。
- ひもの締め方を見直す
- 中敷・インソールを入れる
- ワセリンを塗る
- 姿勢改善
これらの方法をまずは試してみてください。
みなさんのブーツライフが幸せなものになるように願っています！
今日は以上です！
ありがとうございました！
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