みなさんこんにちは、おゆです。
我々iPad愛好家の中には決して決着のつかない永遠のテーマが存在します。
それが、「iPad、Wi-Fiセルラーどっちにするか」です。
今回は一人でも多くの方の参考になるように、僕の考えを明示しつつそれぞれのメリットデメリットを深掘りしていきます。
はじめに|僕はWi-Fi過激派

まずは僕の立場をはっきりさせておきますが、僕は完全にWi-Fi派です。昔はセルラーモデルを使っていましたが今は完全にWi-Fi派になっています。
どちらもヘビーユースしてきた僕的には、「迷う時点でWi-Fi一択」というのが答えなような気がするんです。
というわけでこの記事はWi-Fi派が書いているということを頭に入れて読み進めていただくと、自分にとって最適な判断がしやすいと思います。
①iPad mini Wi-Fi セルラーそれぞれの違い
まずそもそもの話、Wi-Fiモデルとセルラーモデルの主な違いを見ていきましょう。
| Wi-Fi | セルラー | |
| 通信方法 | Wi-Fiのみ | Wi-Fi+5G通信 |
| GPS | 非搭載 | 搭載 |
| バッテリー | 同等 | 同等(通信状況によっては不利) |
| 本体価格 | ¥69800〜 | ¥95800〜 |
| ランニングコスト | 不要 | 通信費が必要 |
Wi-Fiモデルはテザリング前提での運用
その名の通りですがWi-Fiモデルは自力で4g・5g回線を掴むことができません。自宅や会社、カフェなどWi-Fi設備がない環境ではスマホのテザリングを使用する必要があります。
一方でセルラーモデルであれば外出中でも自力で通信ができるのでストレスフリー。
見落としがち、GPSはセルラーモデルだけ
案外見落としがちなのですがWi-FiモデルはGPS機能がありません。スマホとテザリングすることである程度の位置情報は掴めるのですが、やや正確性に欠けますね。
カーナビとしての運用は難しいでしょう。
コスト面はセルラーが不利
これだけできることが多いセルラーモデルですから、もちろん価格は高くなります。
ストレージ容量に関わらずセルラーモデルはWi-Fiモデルよりも26000円高く設定されています。高い。だからみなさん悩んじゃうんですよね。
通信費もバカになりません。個人的に最も賢い運用方法の一つとして考えているのがPOVOを用いた契約なのですが、それでも月1000円程度は見ておく必要があります。年額12000円。
おゆちなみに小容量の利用であれば5G/180日で1100円、通信容量が多くなりそうなタイミングでデータ使い放題250円/6時間をトッピング追加する運用方法が最もコスパがいい気がしています。
Wi-Fiモデルであれば自宅の固定回線費用とスマホ側の通信費用以外に追加の費用は必要ないですね。
②iPad miniは持ち歩き前提、だからセルラーがおすすめ!の罠
iPad miniは最強のサブデバイスです。
iPadプロよりも持ち運びがしやすく、スマホよりも作業効率が良い。
そうですこの『持ち運び』という観点から考えると、外で使用できるセルラーモデルの方が絶対にいいじゃん!っていう考えになってしまうんですよね。実際にそう言っている方が多いです。
ただ、実際この考えは大きな間違いです。
この章ではこの勘違いについて解説していきます。
①そもそもiPad miniの『持ち運び』とは屋外で使うことでは無い


これです。みなさん持ち運び最強というポイントについて勘違いしていらっしゃるんですよ。そもそもiPad miniにおける持ち運びとは外で使うことでは無く、拠点→拠点間の持ち運びということなんです。
自宅から職場へ、オフィスから休憩室へ。
この拠点間での負担が少ない。軽量コンパクトな筐体はどんなバッグにおいても持ち運びを可能にするし、体への負担が少ない。これがiPad miniの真骨頂です。
移動中の利用であれば正直スマホに勝る物はありません。ポケットからサッと取り出してサッとしまえる。移動中に必要な情報というのはそう多くは無いので、画面の小ささも苦になりません。
どれほどの人が信号待ちの度にバッグからiPad miniを取り出してTikTokを見るでしょうか?そんな人いないんですよ。
移動中に使わないのであればGPSも必要ありません。必要になったらスマホ使ってください。みんな必要ないからGPSが非搭載なことって忘れられがちなんですよね。
②テザリングに不便さは無い
そして多くの方がネガティブなイメージを持っていらっしゃるであろう『テザリング』についても、実態と異なる意見を持っている方が多いと思います。
まずそもそもの話テザリングに特別な操作は必要ありません。iPhone側でテザリングをオンにする、とかも全く必要ありません。
iPadでブラウジングをする、メールを更新する、chatGPTを使う。こういったインターネットアクセスを必要とする動作を開始すると、シームレスにテザリングが開始されます。
みなさんが使っている機器はApple製品ですからね。エコシステムのクオリティの高さは世界一と言って間違いないでしょう。そういう企業です。そんなApple製品の連携に不便があるはずがないですよね。
③テザリングはバッテリーの消費が早い→いつの話をしてんねん


これもWi-Fiモデルのデメリットとしてよく言われています。テキトーなこと言いやがって。
iPhoneのバッテリー持ちが悪いと言われていたのは遠い昔の話です。
最新のiPhone17シリーズでは最もバッテリー容量の少ないモデルでもビデオ再生時間が22時間になっています。最大なら29時間です。
iPhone11(ビデオ再生17時間)の時は確かに夕方にはバッテリーが心配、なんていうこともありましたが、現代においてそんな心配は必要ありません。
そもそも先述の通り、移動中に使う物ではないのでテザリングを長時間使うことなんて無いんですよ。バッテリーの心配は全く必要ないですね。
④現代社会、Wi-Fiが無いところを探す方が難しい
iPad miniの本質が拠点→拠点間の移動である、ということであればその拠点にWi-Fiがあればいいわけですよね。
どうでしょう?みなさんの自宅、会社、カフェ。Wi-Fiが無いところなんてあるでしょうか?ほんとに田舎で全然無いとかだったらごめんなさい。
最悪Wi-Fiが無くてもテザリングでいいですからね。死角がありません。
③価格で悩んでるんでしょ?じゃあWi-Fi一択
ここまで実態や機能においてセルラーは必要ないという話をしてきましたが、この項目では気持ちの問題です。
そもそもWi-Fiかセルラーで“悩む”ということはコスト以外の理由はありませんよね。
お金が無限にあるなら全員セルラーモデルを購入しているはずです。
初期費用26000円+通信費12000円/年を使わない機能に投資するという贅沢に少しでもモヤモヤを感じるのであれば、Wi-Fiモデルにしましょう。絶対後悔しないから。
2万円でApple Pencilも買っちゃおうよ


いや、私は予算10万円で考えてたからセルラー行っちゃう!って思っている方もちょっと待ってください。
iPadは単体で使うよりも組み合わせて使うことが重要なデバイスです。
iPad miniにおいてもApple Pencilは非常に有用で、ちょっとしたメモ書きやノート作成などさまざまなことに利用できます。
iPad miniをセルラーモデルにして格安ペンシルを使うくらいなら、iPad miniはWi-Fiモデルにして純正のApple Pencilを購入してください。あなたのiPadライフが10倍良くなることを約束します。


④Wi-Fiモデルヘビーユーザーが考えるWi-Fiのデメリット
ここまでWi-Fi過激派の弁にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
ここからは本当にヘビーユースしている僕だからこそ言える、Wi-Fiモデルの本当のデメリットを解説して終わろうと思います。これらを見てやっぱりセルラーにする、というのであれば止めません。
①プリンターとの接続が難儀


個人的にこれは盲点でした。考えてみれば当たり前なのですが、同時に別々の機器にWi-Fi接続をすることってできないんですよ。
これがどんな場面で不便になるかといと、プリンターを使う場合です。
iPadとプリンターをWi-Fiで接続する場合、iPadはインターネットへの接続手段を失います。
これが地味に厄介で、CanvaやGoodNootsなどのアプリは印刷の前にダウンロード通信が挟まるんですよね。これを忘れていてプリンターに接続→『ああ、まだ通信中か。。』ってなってWi-Fiを切り替えて→またプリンターに接続するっていう無駄な作業がめちゃくちゃ発生します。
連続して複数のファイルを印刷したい場合なんかにも都度ダウンロードが必要になるので面倒くさいですね。
また仕事で使う方なんかですと問題になりやすいですが、Microsoftのセキュリティシステムは印刷の度にセキュリティの照合が入るので通信を行います。アプリの立ち上げの際にも必ずセキュリティの照合が入るのでこれがまああああ面倒くさい。
セルラーだとこの問題は発生しないのでそこは便利ですよね。
対策として一度印刷するファイルをまとめてiPadにダウンロードしてから、純正アプリのファイル経由で印刷すると通信が介入しないのでやりやすいですね。まあ一手間増えます。
②CarPlayとの相性が悪い


もう一つ明確な弱点があります。これはiPhone側の仕様なのですが、CarPlay接続中(Wi-Fi使用中)だとテザリングがうまく機能しません。
全く使用できないわけではないんですが、CarPlay使用中にiPad miniを使用するためには一度CarPlay側のWi-Fiを切断する必要があります。テザリングON→CarPlayに接続の順序で行うとどちらも使用できるのですが、それでも安定しないんですよね。
仕事の合間に駐車場でブログ執筆、みたいな場面でこの問題がめちゃくちゃ足を引っ張っています。
まあどれほどの人がこの状況に陥るのかと考えると大きな問題ではないですけどね。
車側の接続をBluetoothで行っている人には全く関係ありませんし。
③iPhoneを家に忘れちゃう
最後は全然Wi-Fiとか関係ないんですが、iPad miniをよく使っているとiPhoneを家に置いてきちゃった!っていうことが頻繁に発生します。僕だけかもしれませんけど。
こうなった時にWi-Fiモデルだとちょっとだけ困るんですよね。移動中の連絡手段がなくなってしまいますから。万が一事故に遭った時なんかは困りますよね。忘れ物が多い人なんかは、万が一に備えてセルラーモデルにしておくというのも一つの手段かもしれません。
まとめ|自分に合ったiPad miniで最高の人生を!
いかがだったでしょうか!
デメリットも挙げてみましたが、それでも“悩む方”はWi-Fi一択だと自信を持って言えます。それくらいセルラーモデルのコスパはイマイチです。
この記事があなたにとって最適なiPad選びの参考になれば嬉しいです!
今日は以上です!
ありがとうございました!











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