みなさんこんにちは、おゆです。
もう5年くらい使っていたラムダッシュのシェーバーがとうとう壊れました。結構急に電源が入らなくなって、コードを繋いでもうんともすんとも言いません。悲しい。
修理に出したり、バッテリーを交換したりとかできるのかもしれませんが、もうだいぶ長く使ったので買い替えることにしたんですよね。
そうして購入したのが『ブラウン シリーズ9 Sport+』ってやつですね。Amazonでセールになってましたから。
今回はそんなシリーズ9について、テキトーに購入した割にはなかなか気に入ったので紹介しようという記事ですね。
ブラウン シリーズ9 について

とりあえずブラウンシリーズ9について解説しておきます。
ブラウンは言わずと知れたドイツの家電ブランドです。電動シェーバーがめちゃ有名。
シンプルかつ機能的なデザインが非常に魅力的で、その精神はAppleにも影響を与えたとか。
現在は美容家電とシェーバー部門をジレット、キッチン家電は別会社で展開する形になっています。
シリーズ9というのはそのブラウンが展開するフラッグシップ電動シェーバーですね。
シリーズ9 主な特徴
シリーズ9はブラウンの電動シェーバーの中で最もハイスペック、濃い髭でも確実に剃り切り、なおかつ肌に優しいという特徴を持っています。
ブラウンシリーズ7と比較した表を載せておきます。
シリーズ8ってのもあるんですが、現行ではないのか取り扱っているショップがそう多くなさそうでした。
シリーズ9 | シリーズ7 | |
位置付け | フラッグシップ | ミドルクラス |
刃の構成 | 4枚+1(スキンガード) ※Proは5+1 | 3連密着ブレード |
カットアクション | 毎分約40,000回 | 毎分約24,000回 |
対応ヒゲ | 濃いヒゲ、寝たひげ、長いヒゲ あらゆる髭に対応 | 日常的な短めの髭剃り向き |
ヘッド可動 | 40°可動+独立フローティング刃 | 360°アダプティブヘッド |
オートセンサー | Ai オートセンサー搭載 (髭の濃さに応じて自動調整) | 搭載 |
防水性能 | 完全防水 | 完全防水 |
洗浄機 | 6in1アルコール洗浄システム | 対応 |
バッテリー | 最大60分可動 | 最大50分可動 |
価格 | 約3.5〜5万円 | 約1.5〜2.5万円 |
ターゲット | 髭が濃い人、まとめて剃る人、最高性能を求める人 | コスパ重視、電動シェーバー初心者 |
こうして表にまとめると非常にわかりにくいですね。
シェーバーっていうのは刃の数が多いほど肌との密着面積が大きくなるので圧力が分散され、肌への負担を減らすことができます。一方シェーバーの刃はかなり精密で複雑な構造をしているので刃の数が多いと一般的に高価になります。
モーターの回転数なんかも同じ理屈です。カットアクションと称されていますがこれがモーターの回転数ですね。高速で刃が振動することで1ストロークあたりにカットできる毛が増加し、同じ箇所を何度も往復する必要がなくなります。摩擦や圧力が掛からなくなるので肌への負担が減るわけですね。
基本的にモーターの回転数が高いほど出力が高いので、濃い髭(太い毛)に対応することもできるんです。
グレード違いで2種類ある|Sport・Pro

シリーズ9Pro+|Braun.jp
実は同じシリーズ9でも3パターンのグレードが用意されています。そんなに大きな違いは無いのですが、一応確認しておきましょう
元々は無印のシリーズ9もあったのかも知れませんが、現在公式サイトを確認すると「sport」「pro」の2種類が確認できます。

2022年頃には既にPro名称が使われていたようですね
舐め回す様に公式サイトを確認したのですが、おそらくプロモデルは「プロトリマー」といわれるもみあげ、うぶ毛用の刃がアップデートされているはずです。まじで他の違いがわかりません。
公式サイトやAmazonの記載を見ると替え刃にも差があるようです。
ただこれもよーーーく見ても違いがわかりません。「極薄」という記載が確認できるのでもしかすると形状は同じで刃の薄さが違うのかも知れませんね。
互換性あり、Pro用替え刃のアップグレードが可能


実はシリーズ9の旧モデルを含めた3モデル、ヘッド形状は全て同じ物の様です。最初調べた時は何が違うのかいまいちわかりませんでしたね。
つまり取り付けてある刃の性能によって3グレード展開の様に見せかけているんですね。
それぞれの替え刃には互換性があり、シリーズ9であればどの替え刃を取り付けることもできます。
無印を持っていれば、もっと剃り味を良くするためにPro用の替え刃(94M)を購入してPro仕様にできるんですね。
逆に言うとサードパーティ製の替え刃の購入を検討しているのであればProモデルを購入する理由は全くありません。十分に注意してください。なんならProはボディデザインがちょっとダサいので個人的にはSportがおすすめです。


ブラウン シリーズ9 Sport+ 実際に触ってみましょう|レビュー


えー、デカいです。ビビりました。
やけにAmazonのダンボール大きいな、と思ったら本体がクソデカでした。びっくりしますね。


まあ洗浄システム付きのものですので、洗浄機が大きいんでしょう。


本体はこんな感じですね。箱サイズからは想像できないくらいコンパクトで持ちやすそうですね。専用ケースに収納された状態で入っていました。これとは別に充電できるキャリングケースも販売されているようですね。旅行や出張が多い人は便利なんでしょうか。充電ケーブル持ち歩けば良い気がしますが…


ブラックにゴールドの装飾が入っていてめちゃくちゃかっこいいです。高級感すごいですね。
この時点でラムダッシュよりも気に入ってます。デザインだけでいうと比にならないくらいかっこいい。


内容物を全て出すとこんな感じ。
- シェーバー本体
- 専用ケース
- 6in1アルコール洗浄システム
- アルコール洗浄液
- 充電ケーブル
- 掃除用ブラシ
- 説明書
というのが全部ですね。
本体を詳しくみていきます


本体を詳しくみていきましょう。黒いボディにゴールドの装飾が入っていてかっこいいですね。無駄なデザインも無く洗練された印象を受けます。高級感は文句なしです。


正面中央に電源ボタンがありますね。ここを短く押すとモーターが動いてシェービング開始です。長押しすることでトラベルロック(誤動作防止機能)のON/OFFにも使用します。電源ボタンの上のスイッチはヘッドのロックスイッチです。『・』の方にすると角度がロックされます。『ー』にしておくと可変に。


電源スイッチの下にはディスプレイがあります。ここに結構色々な表示がされます。以前使っていたラムダッシュのシェーバーは電池残量の表示くらいでしたから、情報量が多いのはなんと無く嬉しいですね。
替え刃交換時期のお知らせ、電池残量や充電警告、洗浄の管理までしてくれます。センサーが内蔵されているわけではなさそうなので、電源ONの経過時間や回数、期間でトラッキングしているのだと思います。洗浄の催促は洗浄ケースに接続されてからの回数とかでしょうか。いずれにしても面白い機能です。


裏面には充電用の接点、キワ剃り刃(名前がダサい)、直接電源に繋ぐ用のポートがありますね。


全体的にコンパクトで手が小さい僕でも非常に持ちやすいです。人間工学って感じ。
6in1 アルコール洗浄システム


アルコール洗浄システムも確認します。


開口部にシェーバーを差し込むと充電が開始されるよくある形ですね。ていうか全社こんな感じなのですぐ理解できます。中央の電源ボタンを押すと洗浄スタートです。
インジケーターがいくつかついています。
左から洗浄液の残量ランプ、ステータスランプ(充電されると光ます)、洗浄プログラム表示ランプというようになっていますね。雫のマークが全部消えたら洗浄完了です。


裏面を見てみるとこんな感じ。電源コードの差し込み口とアルコールカートリッジ交換用に蓋を開けるボタンがついています。この辺も見覚えがある感じ。


カートリッジの蓋は普通に引っ張っても開かないのでボタンを押してリリース、このようにセットして再びセットするようになっていますね。新品だと洗浄液が並々入っているのでちょっとむずいです。少しこぼしました。


ブラウン シリーズ9 Sport+ 1週間使ってみました|レビュー
とりあえず1週間使ってみたのでその所感をお伝えしておきます。
まずは剃り具合から確認していきます。


だいぶ見苦しいですね。急にシェーバーが壊れたのもあって3〜4日ひげを剃っていませんでした。実験にはぴったりですね。シリーズ9が得意としている放置した髭の処理性能を確認していきましょう。
まず第一に感じたんですがが、ヒリヒリしません。ひげを剃った後の突っ張っている感が全く無いのは驚きました。
剃り終わった後がこんな感じです。


どうでしょう、結構雑に剃った割には良い具合じゃないでしょうか?もう少し時間をかければもう少し綺麗になりそうですね。
どうしても皮下に残った髭がありますがこれはまあ仕方ないです。電動シェーバーの構造上皮膚の下の毛を除去することはできません。深剃りに関してもこんなもんって感じですね。


ラムダッシュと比べて|深剃りは=、優しさ◎


剃り味は=といいましたがこれは若干ラムダッシュの方がいいです。まあ本当に少しだけ。
ラムダッシュは特徴的な超高性能モーターを搭載しているので深剃りにはかなり定評があります。
確かに肌表面から確認できる髭のポツポツ、青具合はラムダッシュの方が目立ちにくかった気がします。
とはいえ、先述の通り電動シェーバーは構造上剃り切れる深さに限界がありますから、まあイーブンかなっていう感想ですね。
一方でヒリヒリ感は全く違います。深剃りができるということは肌も多少引っ掻いているということですから、ラムダッシュの高性能モーターはなかなかヒリヒリします。僕は結構頻繁に替え刃を替える人間なので、古いからというわけではないはずです。
シリーズ9は本当に肌への優しさを感じますね。全くヒリヒリしません。肌荒れの頻度も減った気がします。肌荒れに関してはもっと長い期間データを収集する必要がありますけどね。
あと本当にデザインがいいので洗面所に置いてあってテンションが上がりますね。これは重要。


非常にユニークだと思ったんですが、このシェーバーヘッドは本体の水平方向にスイングしません。ラムダッシュは横方向のスイング機構も備えています。比較していて気づきました。
ただ使っていて特に不自由を感じるものではなかったので、必要無いんでしょうね。確かに顎に当てる時に横方向のスイングが必要な場面ってないですよね。
確かにラムダッシュはこの構造のせいでヘッド周りのデザインがだいぶおざなりになっていますから、無駄を省くというのは非常に重要なことがわかりますね。こういうデザイン重視の姿勢、嫌いじゃないです。
外刃と内刃が一体で洗いにくいのが難点
このシェーバーの唯一気になるポイントですね。内刃を外せないんですよ。
アルコール洗浄機って手間は確かにかからないんですけど、頼り切りだと僕みたいな皮膚ヨワヨワマンは肌荒れします。なので基本的に以前から自分で洗浄するようにしていたんですが、ブラウンのシェーバーはどうやら内刃と外刃が一体になっているようです。


洗いにくいんですよーこれ。乾かすのも一苦労で雑菌の繁殖が気になります。
一応説明書には洗い方の記載もあるのですが、まあちょっと困りました。洗浄機だけでオッケーっていう人には関係ない話ですけどね。
ブラウン シリーズ9 今後のランニングコスト
実はシリーズ9、ランニングコストが若干気になっています。というのもどうやら替え刃がやや独特で価格が高いんですよね。その辺りもしっかり調べましたので参考にしてみてください。
※記載している値段は2025年9月8日のものです。変動の可能性がありますので最新の情報をご確認ください。
①替え刃
先述の通り内刃と外刃が一体になっている都合どちらもいっぺんに交換することになります。他社製のシェーバーだと外刃の交換と内刃の交換が別々にできますは(基本的に内刃の方が劣化が少なく長持ちします)、いっぺんに替えることになると高くつきそうです。
純正品がこちら。


いいいいいいい一万円!?!?!?!?
流石にビビりましたね。めちゃくちゃ高いじゃないですか。
18ヶ月ごとの交換だとしてもこれだと流石に嫌ですね。週5日のシェービングを想定しても一回あたりなんと33円もかかります。あり得ません。
なんとかならないかと思って探していたら、どうやら格安の互換品があるみたいです。安心しました。
こちらであれば¥3800で購入できて非常にお財布に優しいです。1回あたり9円です。
なんなら内刃と一体になっているのでラムダッシュなんかよりも安く済みますね。
②アルコール洗浄液
アルコール洗浄のカートリッジは1ヶ月ごとの交換です。
こちらが6個入りで¥3650です。一日あたり20円の計算です。たっか。
そしてなんとなんとこちらにも互換品がありました。
純正のカートリッジの中身を詰め替えるタイプの様です。
これが6回分で¥1500ですね。こちらであれば一回あたり8円で洗浄できます。及第点ですね。
③バッテリー
バッテリー交換は基本的にブラウンの修理サポートに出すことになります。
ブラウンの修理は故障箇所に関わらず一律の料金になっているみたいですね。
シリーズ9の場合は¥12000+送料という形になっています。
自分で交換する方法もあるみたいですがコストはそこまで変わらなそうです。
大体3年〜5年でバッテリーの寿命になるみたいなので覚えておくと良さそうです。
今回ラムダッシュも確かに5年くらいで電源が入らなくなりました。
ちなみにブラウンは延長保証まで込みで最大5年間の保証があります。
通常使用の範囲内での不具合であれば無償修理になる可能性もありますから一度サービスセンターに問い合わせてみると良いと思います。


まとめ|まあ良いんじゃない?
いかがだったでしょうか?僕は結構気に入っています。
電動シェーバーって高いやつはどれもある程度の剃り心地を得られてしまうので、これが特段めちゃくちゃ素晴らしい!っていうわけではないんですけど電動シェーバーに求めることは全て揃っています。
なんせかっこいいですからね。しかも肌荒れもしにくいので肌の老化を防ぐことが可能です。おじさん化に抗っていくぞという気持ちが大事です。
ぜひみなさんも使ってみてください!
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