なぜ最近Appleの発表会は魅力がないのか【iPad Air/MacBook Air】

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みなさんこんにちは。おゆです。

今日は最近のAppleについて思うところです。
みなさんもいろいろ考えるところがあると思うんですよね。最近のAppleって。

とりわけ僕が気にしている最近のアップルイベントの面白くなさについて、その理由を読み解いていこうと思います。

目次

Appleの新製品発表はお祭り

みなさんご存知の通りAppleの新製品発表はめちゃくちゃ盛り上がります。
事前予告される前からさまざまな予想がネット上で飛び交い、自分の狙いの製品が発表されるかどうかで皆一喜一憂するわけです。

ネット全体を巻き込む様子はさながらお祭りの様で、多くの人が楽しみにしているのではないでしょうか。かくいう僕もその1人です。

多くのYouTuberが小銭稼ぎを始める

Apple製品の中でも特にiPhoneやMacBookなどの人気製品の発表があると、普段ガジェットを全く取り扱わない大手のYouTuberや、Android派のガジェットブロガーまで全員がレビューをし始めます。

とにかくそれくらい数字になるということです。
よく言われていますが、iPhoneの発表で1動画、予約争奪戦で1動画、ファーストインプレッションで1動画、比較や長期使用レビューでさらにもう1動画と、とにかくお金になるんですよね。それだけ注目されている。

最近の発表はなんかワクワクが少ない

そんなお祭りであるはずの新製品発表ですが、なんか最近ワクワク感が少なく感じませんか
『ああ、新しいやつ出るのか。』
くらいでスルーすることが増えた気がします。もちろん年をとったことで自分の感性が鈍っていることは否定できませんが、それだけではない様な気がします。

ここ1年くらいで発表された主な製品

その理由を解明するために、2024年〜2025年初旬に発表された主な製品を見てみましょう。

iPad Pro M4 / iPad Air M2

個人的にはiPadが大好きなので、新型iPadは心待ちにしていました。
iPad Pro M4については、最新のM4チップを搭載し今までで最も薄い筺体、最もパワフルなチップと言うセットで発売されました。

合わせて新型マジックキーボードやApple Pencil Proも発表され、正当な進化を遂げました。

iPhone16 / 16 Pro

毎年大盛り上がりするiPhoneの発表ですが、今回は超広角カメラのセンサーの改善、カメラコントロールボタンの搭載SoCの強化をして発表されました。

無印のiPhone 16についてもApple intelligenceに対応することが発表され、そこそこ盛り上がった印象です。予約争奪戦になりましたね。

M4 Mac シリーズ

個人的に昨年の発表で最も新鮮さを感じたのがM4 Macシリーズです。新型Mac miniは筐体サイズがぐっと小さくなり、衝撃を与えました。

正直MacBookやiMacは正統進化にとどまった印象です。

iPad mini A17 Pro

さらっと発表されたiPad miniです。主にApple intelligenceへの対応を目的としたアップデートだと思われます。

SoC以外はほぼ何もアップデートされていません。

iPhone16E

そしてこの辺からは記憶に新しいですが、iPhone SE第4世代として期待されていた製品がiPhone 16Eと言う名称に変わってリリースされました。

Touch IDは廃止されFace IDに、単眼カメラのみというシンプルな構成です。
削られている機能もたくさんありますが、ヘビーユーザー以外には十分な高スペック機です。

iPad Air M3 / iPad A16

そして、前作のiPad Air M2から1年を待たずして、M3モデルのiPad Airが発表されました。こちらも基本的にSoCのアップデートにとどまり、本体や機能は特に変わりありません。

付随して新型のMagic Keyboardが発表されました。

全部なんか見たことあるし流石に頭打ち感がある

こうしてみるといろいろ発表された1年だったなと思うんですけど、どれも順当な進化にとどまるのみで目新しさは無いんですよね。僕もこの中から発売を待っていたiPad miniは購入したんですが、それも割と消極的にというか、まあ目新しさは無いけど買い替えタイミングだし購入しとこうか、みたいな理由なんですよね。

これは業界には酷な話ですが、PCやスマートフォンはもう完全に性能が頭打ちです。
新しい高性能なチップの開発も、基本的には消費電力の削減につながる技術進化のみといっても過言では無いです。というのももうどれだけ高性能化したところで排熱処理の問題で搭載できないんですよね。火事になります。

ほとんどリーク通りの内容、サプライズが無い

そしてもう一つワクワクを失った大きな要因があります。

リーク情報です。

個人的にはこれが最悪なんですよね。どれだけ魅力的な新製品であったとしても、リークで全部情報が出ているんですよ。iPhone16eの時なんかも名前から性能まで全てリーク通りで、唯一のサプライズがまさかの高すぎる金額設定という散々なものでした。

そしてたちが悪いことにこういった情報は避けることができません。
Xをみていても、TikTokをみていてもSmartNewsをみていたとしても、必ず目に入ります。注目が集まるのでプラットフォーム側もレコメンド表示してくるんですよね

そうしてなんかこの情報も出てたなー、みたいな感じになって冷めるんですよね。

リーク情報は絶対的な悪だと思う

ここからは僕が個人的に考えるリーク情報への思いを書いていきます。

僕はリーク情報は絶対的な悪だと考えています。
確かに新しい情報は早く知りたいし、見たくなってしまう気持ちはわかるんです。ですが、開発者が多大な時間をかけて開発して、ここぞと言うタイミングを待って発表しようと思っていた情報が先出しされてしまったがっかり感を考えると悲しくなりますよね。しかも赤の他人にですよ。

大SNS時代、情報取得も発信も容易になりすぎた

こういったリーク情報が氾濫する原因になっているのは、間違いなくSNSです。

SNSが普及した現代において、1個人が情報発信をするのも情報取得をするのも容易になりすぎています。統制が効かなくなっているわけです。

一昔前のように情報取得の方法がテレビや新聞だけと言う時代であれば、そういったメディアへの情報規制をかけるだけで、リークを完全に防ぐことができたでしょう。
しかし、現代ではそうもいきません。誰かが視聴回数欲しさにXに投稿したポストが瞬く間に拡散され、何万、何十万という人の目に触れます。

こうした情報コントロールの難しさが、昨今のリークの氾濫に拍手をかけているわけです

リークは根絶できるのか

では、こうしたリーク情報を根絶する方法はあるのでしょうか。ここからはその方法について考えてみたいと思います。

圧倒的なインプレッション=金になる

まずはなぜリーク情報を流すのか確認していきましょう。
これは非常にシンプルで、インプレッション稼ぎになるからです。

冒頭でお伝えしたように、Apple製品というのは世界中から注目を集めます。そんな注目度の高い製品のまだ世に出てない情報となれば、誰もが知りたがりますし、誰もが気になっているわけです。

そして、そうした情報を何らかの方法で事前に手に入れ、Xにポストすることができれば、ものすごい数のインプレッションが期待できますよね。ちなみにXには有名なリークアカウントがいくつも存在しています。

こうしたインプレッション数は直接お金になります。
X自体もインプレッション数に応じた報酬制度がありますし、注目度が高くなれば別の自社サイトへの誘導など、様々なマネタイズの方法が考えられます。

そしてお金の他にも承認欲求が満たされると言う理由もあるでしょう
多くの人に注目される快感は、1度知ってしまうともう戻れないものです。

徹底したサプライチェーンの管理→残念ながら無理

そして実際にリークを根絶しようと思ったら何が必要でしょうか?

自社の社員に対する情報統制並びに製造を担当するサプライヤーなどへの情報規制が必要です。
M4 MacBookが発表される際、なんと事前に実機の開封レビューがYouTube上にアップロードされました。これは製造を担当した工場から流通過程で流れたものだと言われています。こうしたならず者をなんとかしないと、リークの根絶は難しいです。

しかし、そこまで徹底したサプライチェーンの管理が可能でしょうか?

現在の成熟しきったIT産業において、コストの効率化は非常に重要です。他社よりも安いコストで製造し、他社よりもクオリティーの高いものを届けることが競争力の鍵です。
であるならば、どうしても人件費の安い地域の工場を頼らざるを得ません。そしてそういった工場を国外にいくつも管理する必要が出てきます。海外しかも人件費の安い地域のたくさんの工場を全てコントロールしきると言うのは、あまりにも現実的ではありません。

リークの根絶は絶望的に難しい、不可能と言わざるを得ない

サプライチェーンの管理の難しさに加えて、正直、自社社員の情報コントロールすら難しいでしょう。社外秘とは言いつつも、人間は秘密を守るのが絶望的に下手な生き物です。
ぽろっと家族に言ってしまうこともあるでしょうし、お金を積まれれば、重要な秘密だって喋ってしまうでしょう。

つまりリーク情報を根絶すると言うのは、現代社会においては不可能と言わざるを得ません。

消費者のリテラシーが求められる時代

では、リークの根絶が難しいのであれば、我々にできる事は何なのでしょうか?

これはつまりリーク情報にインプレッションがつかないようにすれば良いのです。
消費者がリーク情報に興味を持たなくなれば、必然的にリークは消えます。お金にならないですから。

健全な社会の発展、経済の成長のために、我々消費者一人ひとりが意識する必要があるわけです。
リーク情報はなるべく確認せず、公式から開示される情報をひたすらに待つ。僕らが子供の頃ってそうじゃなかったですか?

新しいゲームの情報は、テレビ番組かコロコロコミックで仕入れるしかありませんでした。コロコロに新しいポケモンの情報が載ってた時なんて最高にワクワクしましたよね。

リークが見たくなる気持ちもわからないでもないですが、しっかりと自制して、公式以外のインプレッション稼ぎに加担しないと言う消費者のリテラシーが求められるわけです

プラットフォーム側の規制は効果があるかもしれない

これは完全に持論ですがプラットフォームの規制はもしかすると効果があるかもしれません。個人に罰則を設けると言うのは非常に難しいと思いますので、プラットフォーム側に呼びかけて、リーク情報を流通させないと言うシステムを構築するというのであれば、もしかすると可能かもしれません。

こうした対策を講じないと言うことに何らかの罰則を設けることで、プラットフォームを規制する動きが出てくれば、もしかするとリーク情報一切なしの、最高にワクワクするAppleイベントが楽しめる日が来るかもしれません。

まとめ|改めて情報の扱いを考えてみてほしい

昨今の情報が溢れている世界において何よりも重要なのは、我々個人がどういった情報を入手して、どういった情報を活用するかということです。

これはリーク情報に限った話では無いですが、インターネット上には様々な情報が出がっています。有益なものもあれば害のあるもの、誤った情報、嘘、とにかく玉石混交です。

人類がインターネットに触れ始めて、もう長い年月が経ちました。
これからの時代というのは、情報の扱いに関してより精度を高めていく必要があるように感じています。

今日は以上です!
ありがとうございました!

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この記事を書いた人

身長163cmのアラサー。
ファッション業界で会社員をしながら趣味でブログを書いています。

服と車が大好きな典型的な見栄っ張りが、ミニマルに生活する様子を発信していきます。

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